【ハーブ・オータ･ジュニア＆ブライアン･トレンティーノ　ワイキキにてインストア・ライブ】

この日(2/8)は、夕方からワイキキ･ビーチ･ウォークにある「ウクレレ・ストア（Ukulele Store）」にて、名手ハーブ・オータ･ジュニア（Herb Ohta Jr.）＆ブライアン･トレンティーノ（Bryan Tolentino）のインストア・ライブを観戦。
ふたりはデュオで『Ukulele Friends』というアルバムを２作発表しており、ハワイのグラミー賞と言われるナ・ホク・ハノハノ・アワードで、2作目『Ukulele Friends : The Sequel』が年間最優秀アルバム賞を受賞しています。でも、ふたりで会うときは「ウクレレ弾くより食べているほうが多い（笑）」そうで、リハーサルなしのぶっつけ本番でも、しっかりお互いの音を聴いていれば、自分が前に出るタイミングや相手のサポートに回るタイミングがわかり、さらに相手のメロディにハーモニーなどでアレンジを加えられることを教えてくれました。ブライアンは、お互いの音を意識して弾くことを「ミュージカル・アウェアネス（musical awareness）」と呼び、「ウクレレ２本なら、相手がどのポジションで弾いているかを知り、自分は異なるポジションから音を出して音色を工夫する」とのこと。

おふたりの掛け合いは演奏だけでなくトークでも絶妙で、ナ・ホク授賞式でのエピソードを交えながら、ステージは終始笑いの絶えない空間に。演奏中、お互いのプレイや阿吽の呼吸に笑顔で敬意を表しながら、１回だけ、同じフレーズをユニゾンで弾いてしまったときの、悔しそうなふたりの表情は印象的でした。ジュニアとブライアンの第３弾デュオ･アルバムは『Ukulele Friends : The Trilogy』となる予定で、現在制作中だそうです。