トイズミュージックスクールのウクレレ講師、松田ようこ先生による「トイズミュージックスクールのハワイツアーのレポート 第一弾」

【ホノルル到着! ワイキキのサンセット堪能】

IMG_3876日本ではインフルエンザが猛威を振るう真冬の2月7日、トイズ一行はホノルル国際空港(Inouye International Airport)に着陸し、7日間にわたるオアフ島の旅を満喫してきました。

今回の旅の第一の目的は2/10(日)に開催されるウクレレ・ピクニック・イン・ハワイ観戦。それに前後して、トイズと親しいハワイの音楽仲間に会い、ウクレレ名手のワークショップを受講して腕を磨き、さらにライブも楽しもうという段取りです。

52877831_2286524948291933_6702346531841769472_n到着1日目(2/7)は天候に恵まれ、ワイキキ・ビーチに沈む太陽をしっかり見送ることができました。
日没18:25、暮れゆく空を空港に向かうジェット機が横断し、砂浜ではビーチバレーの声援があがり、暗くなった海岸沿いに並ぶホテルの群れはまさに“ホノルル・シティ・ライツ”の輝きを放ち、その美しさには見とれるばかり。オレンジから濃紺へと変わりゆく空の色を楽しみながら写真撮影に興じるトイズ一行でした。しかしサンセットが拝めたのはこの日のみで、残念ながらその後は雲に邪魔され、地平線に沈む太陽を拝むことはできずじまい。初日にしてこの旅最後のワイキキ・サンセットでした!

【ウクレレ・ピクニック・イン・ハワイ】

日曜日(2/10)はヴィクトリア・ウォード・パーク(Victoria Ward Park)にてウクレレ・ピクニック2019開催。朝は雨風で開催が危ぶまれましたが、1時間遅れでスタートし、天候も徐々に回復に向かっていきました。

DSC04939クウイポ・クムカヒ(Ku’uipo Kumukahi)の祈りから始まったステージ。現地からも日本からもたくさんの出演者が集い、次々と演奏が繰り広げられます。ジョディ・カミサト率いるウクレレ・ハレの生徒さんたちは3つのグループに分かれてステージを盛り上げ、特に、2歳児も含むキッズたちのグループが「Mary Had a Little Lamb(メリーさんの羊)」「You Are My Sunshine」をたどたどしくも立派に演奏したときには、観客全員から笑みがこぼれました。201902_4

今回のウクレレ・ピクニックでは「マウナ(Mauna)ステージ」と「モアナ(Moana)ステージ」の2ステージが設置され、モアナではウクレレとフラのワークショップも開催。ウクレレWSはジェイク・シマブクロの育ての親でもあるドクター・トレイ(Dr. Trey)が、フラWSはカヴェナ・メクラー(Kawena Mechler)が指導し、いずれも課題曲はハワイのカウボーイ・ソングである「Ulupalakua」。最後は同曲のフラとウクレレの共演も実現しました。

51730718_2457899874279980_6100016229441863680_oモアナ・ステージでのハイライトのひとつは、ハワイを代表するジャズ・ウウレレ奏者ベニー・チャン(Benny Chong)と、ハワイ最高のベーシスト、バイロン・ヤスイ(Byron Yasui)の共演です。いかなるフレーズも難解なコード展開も細やかに滑らかに弾きこなすベニー・チャンと、細身のアップライト・ベースを縦横無尽に操るバイロン・ヤスイのコンビネーションは唯一無二。「You Are My Sunshine」も彼らの手にかかるとアドリブ満載の、最高に粋なジャズ・ナンバーに姿を変えてしまいました。

51359085_2457899770946657_4231903187386236928_o一方、メインのマウナ・ステージではハーブ・オータ・ジュニア(Herb Ohta Jr.)とジョン・ヤマサト(Jon Yamasato)に、ブライアン・トレンティーノ(Bryan Tolentino)、ロパカ・コロン(Lopaka Colon)、カレイ・ガミアオ(Kalei Gamiao)が加わって超豪華なラインナップに。「Every Breath You Take(見つめていたい)」や「Sir Duke」など馴染みのポップ・ナンバーもウクレレで心地よく弾きこなし、観衆を引き込みます。

そしてマウナ・ステージの大トリは、アイアン・マンゴ(Iron Mango)です。ピーター・ムーンの1994年アルバムから命名したというバンド、アイアン・マンゴ。ジョン・ヤマサト(ギター)、ロパカ・コロン(パーカッション)、カレイ・ガミアオ(ウクレレ)というラインナップを聞くと、かつてジェイクが在籍したピュア・ハート(ジェイク・シマブクロ、ジョン・ヤマサト、ロパカ・コロン)を思い出しますが、この日見たアイアン・マンゴはまさに現代版ピュア・ハート。カレイをフィーチャーした「Just the Two of Us」を入れつつ、「Bring Me Your Cup」「Molokai Sweet Home」「How Can I Get Over」などピュア・ハート時代の曲もしっかり堪能させてくれました。ジョン・ヤマサトの甘い歌声と、ロパカが口真似する鳥の鳴き声を聴けたときは感動マックスです。

悪天候が心配されたウクレレ・ピクニック2019も、最後は「Hawaii Aloha」の全員合唱で平和に幕を閉じました。トイズ一行は、ステージにこそ上がりませんでしたが、芝生でウクレレ三昧。みんなで弾いた「Guava Jam」はこちらです。