7月24日(金)、原宿にある老舗ライブハウス、クロコダイルにて行われた、おもたにせいじライブ「OMO Live with Friends」に行ってきました。

前回、下北沢のライブハウスBREATHで行われたPlastic”OMO”Bandライブから約2年ぶりとなったファン待望のOMOライブ。
全22曲、3時間近くにも及ぶステージは満席でスタートしました。ゲストには元オフコースで作曲家、プロデューサーでもある松尾一彦と、奄美大島が生んだ歌姫、我那覇美奈を迎え、クラシック音楽を主体としたユニット、Bjo(ビジョー)も参加。メイン出演者は松本ノボル(スラックキーギター)とのユニット、OMO&MATSU、松田ようこ(ウクレレ)とのユニット、OMO♪YOKO、そしておもさんを中心に結成されたPlastic”OMO”Bandです。豪華ミュージシャンとのコラボ演奏は、おもさんのさまざまな顔を見せてくれました。

1部で、おもさんはアコースティックギターを持ち、OMO♪YOKO、OMO&MATSUの心地よい極上アコースティックサウンドでしっとりと。
2部では、2年ぶりに披露するエレキギターに持ちかえてPlastic”OMO”Bandによる大迫力のバンドサウンドで会場を沸かせました。

2部の5曲目には、元オフコースの松尾一彦さんが登場。松尾さんは61歳、おもさんは60歳。なんとお2人とも還暦過ぎですが、さすが巨匠。大人のグルーブと超レアなコラボ演奏に観客は大興奮の様子。みんなが知っていて楽しめる曲として選んでくれたのでしょう、松尾さん選曲のビートルズ「Ob-La-Di, Ob-La-Da」は客席からも手拍子と歌声があがりました。途中のMCでは「ドキドキしながら(松尾さんに出演依頼の)電話したんだけど、あっいいよ~って即答だった(笑)」と、松尾さんの気さくさを垣間見るエピソードも。

8曲目には、胸に大きな赤い花をつけた我那覇美奈さんが登場。開口一番「奄美大島の〜」との自己紹介通り、南国を感じさせる目鼻立ちくっきり美人です。おもさんがリクエストしたという、ポール・マッカートニー&ウイングス「My Love」を熱唱。かっこよくて色っぽくて表現力豊かな、文句無しの歌唱力に観客は魅了されました。

本編19曲をすべて終了したところ、すぐに客席からアンコールを求める大歓声が起こり、おもさんはマルチサックス奏者の園山光博さんと登場。もともと園山さんのゲスト出演は予定になく「来るならやろうよ」との話になったそうで、観客にとっても嬉しいサプライズに。後に、おもさんが園山さんのことを「百戦錬磨だからなぁ〜」と言っていましたが、その言葉通り、園山さんが吹きはじめたとたん空気が一変。会場はさらにヒートアップし、客席の後ろの方では思わず立ち上がり踊り出す人も。

そしてフィナーレの出演者全員による「I Saw Her Standing There」「Twist And Shout」は、会場も一体となって大熱狂し、最高に熱い夜の幕を閉じました。
明るくなった客席からは「すごい楽しかった〜」との声と笑顔が。
最高のひとときをくれた、おもさんとスペシャルなミュージシャン達に、感謝の大拍手が贈られました。

 

〈1部〉
1.Anything Goes(OMO♪YOKO)
2.I Don’t Wanna Talk About It(OMO♪YOKO)
3.Nobody Knows You When You’re Down & Out(OMO♪YOKO)
4.Across The Universe (OMO♪YOKO)
5.Honolulu City Lights(松本ノボル)
6.Blue Hawaiian Moonlight (OMO&MATSU)
7.Don’t Let Me Down(OMO&MATSU)
8.Nene Crossing(OMO&MATSU)

〈2部〉
9.G線上のアリア(Bjo)
10.Waltz For Wedding(Bjo)
11.Mercy, Mercy, Mercy (以下、PLASTIC”OMO”BAND)
12.Happy Farm
13.Wonderful Tonight (Vo.松尾一彦)
14.Ob-La-Di,Ob-La-Da (Vo.松尾一彦)
15.Lokk-Ka Py-Py
16.My Love(Vo.我那覇美奈)
17.Rocky Raccoon(Vo.我那覇美奈)
18.IKO IKO
19.Put It Where You Want It
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20.My Mama Told Me So(Sax.園山光博)
21.I Saw Her Standing There(全員)
22.Twist And Shout(全員)