2016.8.10

ウクレレ基礎練習:ハンマリングオン&プリングオフを続けて行う「H+P連続奏法」で、指の動きを迅速に

以前の基礎練習で「ハンマリングオン&プリングオフ」のベーシックトレーニング方法を紹介しましたが、今回の「H+P連続奏法」はその上級トレーニングです。右手で弦をはじき、左手がハンマリングオンとプリングオフを連続して行うことで、1回のピッキングで3つの音を出すことができる奏法。たとえば、右手で1弦をはじいて、左手で1弦1フレットをハンマリングオン→プリングオフすれば、「ラ/A→シ♭/Bb→ラ/A」という3つの音が発音できるわけです。これにより、各指が鍛えられ、素早い運指が可能になり、フレーズの表現の幅がまたひとつ広がります。

まず1弦(A弦)から始めましょう。
右手で1弦の開放弦をはじき、左手は人差し指で1フレットをハンマリングオンします、そして弦をひっかくようにしてはなします(=プリングオフ)。この連続動作で「ラ/A→シ♭/Bb→ラ/A」の音が出ます(図①)。
201608_play1

次は、1フレットを人差し指で押さえた状態で右手で1弦をはじき、2フレットを左手の中指でハンマリングオンプリングオフ。この連続動作で「シ♭/Bb→シ/B→シ♭/Bb」の音が出ます(図②)。
201608_play2

続けて、1フレットを人差し指で、2フレットを中指で押さえた状態で右手で1弦をはじき、3フレットを左手の薬指でハンマリングオンプリングオフ。これで「シ/B→ド/C→シ/B」が出ます(図③)。
201608_play3

最後に、1フレットを人差し指で、2フレットを中指で、3フレットを薬指で押さえた状態で右手で1弦をはじき、4フレットを左手の小指でハンマリングオン、プリングオフ。これで「ド/C→ド#/C#→ド/C」が出ます(図④)。
201608_play4

この動作を、2弦〜4弦も同様に行います。

それでは、実際に映像を見ながらやってみましょう。

〈ここがポイント!〉
ハンマリングオンプリングオフ共に、最初の音と叩いた、またはひっかいた音の音量をそろえます。
●ゆっくり練習すればしっかりした音が出せるようになりますが、あまりにゆっくり叩くと音が出にくくなるので、速やかに。最初の音と叩いた(ひっかいた)音が、4分音符や8分音符のタイミングに合うようにします。
●プリングオフでは、ひっかく指を意識しすぎて、押さえている指も一緒に動いてしまいがちです。ひっかく指、押さえる指、それぞれの役割を分けて。
●指の力が弱い人、特に薬指や小指の力が弱い人にはとても有効なエクササイズです。

(監修/おもたにせいじ・トイズミュージックスクール主宰)