2016.7.1

「スライド奏法」を習得しながらドレミのスケールも体で覚えてしまう、一石二鳥のエクササイズ

ウクレレでの「スライド奏法」とは、最初の音を出したあと、弦を押さえている指を次の音のフレットまで同一弦上でスライドさせて音を鳴らす奏法。このエクササイズでは、スライド奏法で「ド/Cーレ/D」「レ/Dーミ/E」「ミ/Eーファ/F」「ファ/Fーソ/G」……と、ドレミを弾いていきます。つまり、スライドの感覚を身に付けながら、ドレミスケール(キーC)も体で覚えられるわけです。

最初は3弦からスタートし、左手の人差し指でスライド。次に同じ3弦で中指、薬指、小指を使い同じ動きを繰り返します。
figure_1図①にあるように、3弦(C弦)は開放音が「ド/C」ですから、「ド/C」から「レ/D」へはハンマリングオン(http://magazine.toysmusic.com/play_016/)で「ド/Cーレ/D」と弾き、「レ/Dーミ/E」以降をスライドで弾きます。1オクターブ上の「ド/C」まで上昇したら、来た道を戻ります。最後の「レ/Dード/C」はプリングオフ(http://magazine.toysmusic.com/play_016/)でフィニッシュ。

figure_2-1図②は2弦(E弦)の開放音「ミ/E」からスタートし、1オクターブ上の「ミ/E」まで上昇したら同じように戻ります。ここでも最初はハンマリングオンで始め、スライドで上昇、下降したら最後はプリングオフでフィニッシュ。

figure_3図③は1弦(A弦)の開放音「ラ/A」からスタートします。ここまでやってみて分かるのは、どの弦も12フレットで音階が1オクターブ上がっている、ということですね。

figure_4このエクササイズを、各弦につき人差し指・中指・薬指・小指で計4回行うことで(合計12往復!)、どの弦のどのフレットにドレミがあるか(図④)、体で覚えられるようになります。

それでは実際に映像を見ながらやってみましょう。映像では人差し指と中指のスライドのみ実践していますが、ひとりで練習するときは薬指と小指もやってみましょう。

〈ここがポイント!〉
● スライドした音が途切れないように、押さえるほうの指は、弦をしっかり押さえたまま横移動させます。
● 左手は、スライド先のフレットでしっかり指をとめることで、2音目をきれいに響かせることができます。
● 開放弦(0フレット)から12フレットで1オクターブ。つまり1オクターブは12音でできているわけで、その並びはピアノやキーボードの鍵盤(黒鍵も含む)と同じなのです。

(監修/おもたにせいじ・トイズミュージックスクール主宰)