ウクレレを製造するメーカーは数多くあり、それぞれに伝統と特色があります。ここでは、ウクレレ発展の歴史に大きく関わってきたブランドをいくつか紹介。知っておくと、楽器店で手に取ったときの印象も変わるかもしれませんよ。
- ●カマカ(Kamaka)
1916年創業、もっとも歴史のあるハワイのウクレレメーカーで、ウクレレの王様と呼ばれるカマカ。貴重なハワイアンコア材で作られています。
- ●コアロハ(Koaloha)
カマカ同様に人気が高いハワイの老舗メーカー、コアロハのウクレレは、軽やかな音色と、おにぎり型のサウンドホールに王冠型のヘッドが特徴。
- ●フェイマス(Famous)
日本のキワヤ商会が1955年から製造している純国産ウクレレ、フェイマス。初心者にやさしい価格と安定の品質が人気。
- ●ナカニシ(Nakanishi)
日本のウクレレビルダー第一人者である故・中西清一氏の中西楽器製作所(愛知県江南市)が1950年代から制作してきたハイクラスのブランド。世界的にもよく知られ、オータサンは『ウクレレ・ボッサ・ノーヴァ』(2007)の中で4曲、ナカニシを使用している。
- ●マーティン(Martin)
米老舗ギターメーカーのマーティンは1916年からウクレレを製造し、1920年代にはジャズ界を中心に空前のウクレレ・ブームを牽引。いったんは衰退したが2000年代から本格的に再生産している。
(監修/おもたにせいじ/トイズミュージックスクール主宰)