2015.8.1

ハワイ人のストロークが、日本人と大きく違う理由

かつては、ハワイの空港に到着すると必ず、ウクレレ演奏の出迎えがありました。それが観光客にとっては初めて体験する、ハワイアンのライブ・パフォーマンスになります。まあ空港でなくても、ハワイに行けばどこかで現地のプレイヤーによるウクレレ生演奏に出会うはず。そして、そこで目にするウクレレのストロークは、ダウン→アップ→ダウン→アップと弾いているポップスのストロークとは異なる、画期的なストロークであることに気づくでしょう。

1拍目が必ずアップ・ストロークなのです。1拍目の表から入るときでも、ダウンではなくアップ。親指で強めにアップ・ストロークするプレイヤーも少なくありません。こうすることで、ハワイアン独特の雰囲気が出るのですが、これがなかなか難しい。ビートの表はダウン、裏がアップ、というポップスのルールでストロークしてきた者にとって、ハワイアンのルールは馴染みにくいものです。

時間があればぜひ挑戦を。「D7-G7-C-C」といったハワイアンのバンプをこれで試してみることをおすすめします。

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(監修/おもたにせいじ/トイズミュージックスクール主宰)

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