2015.6.1

ソドミラ〜♪ から始まるウクレレのゆる〜い理念〈その1〉

code_gcea4本の弦をポロンと鳴らすと「ソ-ド-ミ-ラ/G-C-E-A」の音を奏でるウクレレ。
この音をコード名では何というでしょうか?

「C6」(シーシックス)?
「Am7」(エーマイナーセブン)?

答えはどちらも正解!
ウクレレではC6もAm7もフォームが同じ。
このなんともいい加減なところがウクレレの魅力なのです。

なぜこんなことになるのか、少し難しい話になりますが検証してみます。
コードのCを構成する3音「ド-ミ-ソ/C-E-G」に6thの音「ラ/A」を加えたものが「C6」で、Amの3音「ラ-ド-ミ/A-C-E」に7thの音「ソ/G」を加えたものが「Am7」だから、どちらのコードも音の並びは違えど「ソ-ド-ミ-ラ/G-C-E-A」によって構成されていますよね。だからポロ〜ンとストロークしてしまえば同じ音の集合体になるのです。

これは、C6とAm7の関係にある「6」と「m7」すべてに言えることcode_cfadで、たとえばF6とDm7も同様。図のように5フレットをセーハすると「ド-ファ-ラ-レ/C-F-A-D」の和音になりますが、これはF6(ファ-ラ-ド-レ/F-A-C-D)でもありDm7(レ-ファ-ラ-ド/D-F-A-C)でもある、というわけです。

6弦あるギターなら、第5弦や6弦で「ルート音」(コードの基準となる音、Cコードなら「ド/C」)をしっかり出すことでコードが成立するので「m7」と「6」を区別できますが、ウクレレの弦は4本だけ。でもその欠点を敢えて正さず、弦が4本しかないならないで「あきらめる」というのがウクレレの最たる理念なのです。

そして、ソドミラに代表される6thのコードが、ハワイの人には心地よい。ハワイアン・ミュージックを語る上で欠かせない「6th」の音については次回!

(監修/おもたにせいじ / トイズミュージックスクール主宰)