2019.7.13

トイズ・ハワイツアー2019レポート ワークショップ編 ②

【ハーブ・オータ・ジュニアのワークショップ】

201902_5ウクピク翌日(2/11)には、ワイキキのウクレレ・ショップ「ウクレレ・ラボ(Ukulele Lab)で、ハーブ・オータ・ジュニアのワークショップを受講。私たちのリクエストにより、「Honolulu City Lights」を教えてもらうことになりました。

Keola & Kapono Beamer作曲によるこの曲は、カーペンターズが歌ったことでも知られる曲。ジュニアのアレンジは、ソフトなタッチでつま弾くインスト・ナンバー。親指と人差し指でのストロークを使い分けて音色やボリュームをコントロールし、メロディを際立たせ、1音1音のサステインにも気を配ります。

興味深かったのは、ジュニアが、父ハーブ・オータさんから学んだウクレレ道。
「まずは、できる限りたくさんのコードを覚えること。7歳の頃、ぼくは父にすべてのメジャー・コードを3つのポジションで弾けるようにしなさい、という目標を設定された。それができたら次はマイナー6thコード、次はマイナー7thコード、マイナー9thコード。父にGm9、と言われれば3つのポジションでGm9を弾いてみせられるようになったのは1年半後かな。8歳の頃なんて学校の宿題もないから、学校、外遊び、ウクレレ、それぐらいしかやることがないんだよ(笑)。でも、父親からC6、と言われて4弦開放のC6ジャーンと鳴らしたら、そんなラクなポジションではだめー! と怒られたこともある(笑)」。
「メロディを弾くときはスケールも大事だけれど、コードを押さえればそこに主要な音が入っている。父の演奏を見ると、左手をそんなに移動せず、コードのポジションからメロディを導きだしていることが分かる」
なるほど、ジュニアの指のしなやかさは、その奏法から来ることも分かりました。コードを押さえた状態で、アルペジオでつま弾きながらメロディを聴かせるには、指の第1関節を曲げたり伸ばしたりする必要があり、指の第1関節の柔軟トレーニングは必須だったと言います。

ワークショップで学んだ「Honolulu City Lights」。サビでオブリガートとして挿入される、G7を複数のポジションで押さえるフレーズをこちらにシェアします。
IMG_3878_G7

ジュニアの実践映像はこちら。

 

IMG_3634なかなか晴天には恵まれなかった今回のハワイ旅行。それでも5日目には、雲の合間から虹が顔を出しました。その日はサンセットを期待してMagic Islandに赴いたもののやはり雲は厚く、雲に包まれて消えゆく太陽を惜しみながら、砂浜でウクレレを鳴らしたトイズ一行。こんなビデオも撮影してきました!